実用性とデザイン性あわせもつ 粋な手ぬぐい |
手ぬぐいは、汗や顔や手を洗った後に拭ったりお風呂で身体を洗ったりの実用。風よけ、暑さ、寒さよけに塵よけ。お祭りのねじり鉢巻、揃いの図柄。実に多様です。
手ぬぐいは実用性とデザイン性をあわせもつ小粋な品もの。「半天たたみ」や「財布たたみ」「本たたみ」。特殊なたたみ方の手ぬぐいもシャレでつくられ、盆暮れ挨拶、事ある事に配られます。 江戸時代の絵師で戯作者・山東京伝は天明4年(1784年)、手拭合(たなぐいあわせ)という手ぬぐいの“企画展”を催し、それを図録で刊行。趣味人、好事家、マニア達がそれぞれ独自の図柄を考案して持ち寄りの“品評会”でしょう。 江戸・庶民文化の手ぬぐいの意匠・デザインは今も生きています。 |
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財布たたみ手ぬぐい
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