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●芹沢門下、椿夏子先生作「モスクワ赤の広場ワシリー寺院」平成元年 狂言師・野村万作ソビエト公演時の肩衣 |
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大正末期勃興の柳宗悦(やなぎむねよし)らによる「民藝(芸)運動」は河井寛次郎、浜田庄司らによって陶芸に開花。文芸、絵画への影響は武者小路実篤ら「白樺派」にも大きな影響を与えました。芹沢染色はそこに育ちます。
船橋小学校に図画教師で奉職の洋画家・椿貞雄先生は、船橋駅北口にアトリエがありました。貞雄先生二女の夏子さんはつるや伊藤・五代目吉之助の″お絵かき″の先生ですが、昭和51年のパリ「芹沢展」に、夏子先生は随行されています。
夏子先生の型絵染作品は平成14年3月、船橋市教育委員会主催の「椿貞雄・夏子親子展」−清川記念館収蔵作品展−で展示され、大変好評を博しました。
民芸は庶民生活、日常の実用工芸品からの文化運動。つるや伊藤では芹沢作品の写しを「芹沢けい介模様」として安価で頒布しています。
美術、芸術を身近に置いて、日々の暮らしを素敵にお楽しみ下さい。 |