舞台機構吊物設備
学校体育館の【舞台機構吊物設備】について
より望ましいステージ設備を目指して 体育館ステージ編『1』

安全対策優先!!
『保守・管理・運営』を抜きにしては考えられない!
1.■公民館と学校■ステージシステムに関する基本的な考え方
「ステージシステム」と一言で申しますが、大きく分けますと、
●公民館や公会堂、各種会館等のいわゆる『ホールステージ』と、
●小・中・高・大学校等の『体育館ステージ』に分類されます。
★そして、その利用のされ方、使い方は大きく異なります。
・公民館等の『ホールステージ』は、音楽、演劇、講演会等、多目的に使われるために、「照明」「音響」「吊物設備」「緞帳、諸幕類」まで、その【舞台設備】は充実、それらの使用目的に沿って、設定を致します。
・さらに利用(使用)目的が絞り込まれて【音楽主体】、あるいは【演劇主体】と、よりいっそう目的に沿った“専用ホール”になることもあります。
・当然の事ながら、その運営・保守・管理は、目的に設定されたものなので、利用者、管理者等を満足させるようなものになります。
◆ 一方、学校等の『体育館ステージ』の使用目的は、体育館そのものが日常的な「体育授業」が主であって、体育教科がその大半を占めます。
・ステージを使っての「演劇」「音楽」等、文化活動、情操教育。学校行事においての入学式・卒業式、周年事業、創立記念などの各種式典。PTAの諸行事や地域活動の講演会等に使用されますが、使用日数そのものは多くはありません。
・使用回数はそれほど多くないかも知れませんが、使用する時は、大変「大切・重要」な諸行事であることです。
・「体育館を使っても、ステージそのものは使用しない」・・・このような状況が少なくない、そのためにややもしますと日常的な『安全対策、普段の保守・管理・運営』が疎かになるきらいがあります。時には“倉庫・物置”代わりにされるような事もあります。
・それだけに、安全対策優先思想を基本とする──『保守・管理・運営システム』を抜きにして【学校ステージ】は考えらない、と云う事になります。
『ホールステージ』はステージ主体の建築物 
『学校ステージ』は、体育教科主体の建築物

2.■〃多目的使用前提〃の学校ステージ■ ステージシステム(設定)の留意事項
『ホールステージ』と『学校ステージ』の基本的な相違点から考えられる事は、
・公民館等「ホールステージ」は、専門の管理人(スタッフ等)が管理し使用するケース多く、その目的に合致した「ステージ設定」ができます。
・学校等「体育館ステージ」は、『ステージそのもの、そのための管理人』は考えられません。従ってその保守、管理方法と安全性に対する考え方は「ホールステージ」とは根本的に異なるとともに大変に重要になります。
・学校ステージは従来、通常のホールステージの「グレード・ダウンしたモノ」を「予算に合わせて〃設定〃する」───。このような傾向にありました。
・私どもは、学校ステージとホールステージを全く別の『ステージシステム』としてとらえ、〃個々に設定〃することが、学校教育の中のステージとして、より望ましく適合すると考えています。
・専門ホールは、使用目的に合わせ「音楽優先」、「演劇優先」、「講演、研究発表等」が。あるいは、併せて『多目的』にするのか。
・これらの事柄で「吊物設備」を電動、手動。幕類の種類。照明器具の設定。音響・映像システムの選定等を考えます。また、それにより建築構造自体も左右されます。
・学校体育館においては〃多目的使用が前提〃───、です。また、式典・講演会等への対応と、学校文化祭行事、地域行事等をも考慮して、設備致します。

3.■ご提案  より望ましい学校ステージを求めて
つるや伊藤は、永年の事業実績が数多くあり、経験は豊富でございます。
これら踏まえて『学校体育館ステージ』の『システム設定』に関するご提案は、次のようなものです。

 可能な限り安全面第一に
◆完全な難燃布地の使用。堅牢で使い勝手の良い設備の設置が必要です。
・当社使用の布地は、「永久難燃」と同時に火災延焼等による青酸ガス等の「有毒ガス」発生が抑えられております。

※天然素材の「別珍=木綿100%」を希望されることがままありますが、別珍は消防法の〃防炎製品使用〃については『後処理防炎加工』であり、厳密には早いモノで1年、3〜5年程度使用後には再処理(防炎加工を再度行うこと)の必要性があります。

・学校等では諸般の事情、金銭予算等も含めて、再処理加工等は行われ難いのが実情であり、万一の不測の事態には延焼の危険性があります。
 通常の体育教育に支障とならない。
 → ステージ不使用時には、舞台上部に幕類他の設備が全て収納できるタイプを提案致します。
 管理・メンテナンスが容易である事。
 → 第一に、壊れにくい設備である事。
 → 緞帳幕類については、普段、手に触れることが無いようにする事により、汚損、破損を防ぎます。
 → 設備は、使用目的上必要最小限のもので、操作性のシンプルな物が良いと考えられます。
 誰でも簡単に使用、操作できる事。
 → 現時点では、全て「電動操作方式」が最良。
 ■汚損、破損率低い昇降式 ★緞帳、幕類作動方式
 緞帳、諸幕類の設備方法は「開閉」と「昇降」があります。
◆幕類の「開閉式」は、常時幕類がステージフロアに下がっている状態のために、体育教科中などの接触が避けられず、幕類の汚れ、ぶら下がり事故、破損の原因になり易い。
当社の過去における修理工事の80パーセント以上が「幕類破損縫製修理」です。
◆幕類「昇降式」は、ステージ不使用時は、舞台天井面に収納する事により、通常の体育教科に支障がありません。開閉式のような接触が起こりませんので、幕類破損率が極端に減少致します。


※また、HP公開・舞台設備関連ページは下記の通り。ご一読下さい。

▼▼つるや伊藤・舞台設備▼▼

▼▼地方都市における文化ホール・多目的ホールのあり方『1』▼▼

□安全は何よりも優先します。 〜より望ましい ! 安全な舞台設備に〜
−舞台機構吊物設備 日常点検並びに定期点検−


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