●舞台機構の機器類は自動車と同じ !

◆専門の操作使用担当の係員を必要とする舞台機構吊物設備ですが、その他、万一の故障、事故及び地震等の災害時の対応等、緊急時の連絡、指揮系統の整備、体制づくりも安全確保に必要不可欠です。
◆舞台機構に関する機器類は、自動車と同じく不規則に動き振動するモノと捉えます。従って、設置後6カ月、1年目は舞台機構自体の使用に応じた『なじみ』を注意します。特に使用頻度に応じた機器を固定するボルト・ナットのゆるみ。ロープ、ワイヤ類のゆるみ。電気部品等の正常作動に注意が払われます。


●ワイヤは代表的な消耗品

各種昇降マシンとワイヤ 昇降マシンは、電動機・減速機・ワイヤ巻き取りドラム・リミットスイッチ・モーターベースとの組合せ
●写真は船橋市立前原中学校

◆因みに電気機器、機械類の製造初期からの不良部品等による自然故障は通常使用開始後、1〜3カ月以内に発生しますので、1年以内の点検で必ずチェックできます。
◆使用開始後2年目以降からはワイヤ、ロープ、滑車、電気機器の接点端子等、その他色々な消耗部品のチェックが重要となります。例えば、安全上重要な部分を占める吊りワイヤは代表的な消耗品であり、使用直後から摩耗が始まります。そして、3〜5年後で交換時期となり、それを超えると著しく劣化し危険な状態となります。

舞台機構の状況、作動、履歴等を十分に心得た専門技術者による点検整備を定期的に行う事で安全性を確保する事が大変重要となります。
◆定期点検時の調整、手直し、また、故障の発見は、@電気的、機械的な機構に起因する落下防止等の危険を最小限に抑えることができます。A設備の寿命を長くもたせ、長期的には経費の節減につながります。


★体育館ステージ紹介
船橋市立法典東小学校体育館ステージ【舞台機構設備】
●設計・長谷川清次郎設計事務所●監理・船橋市建築課●建築・小林工務店●施工・つるや伊藤
◆舞台吊物設備◆・源氏幕昇降装置=手動ロープ昇降・緞帳昇降装置=電動3φ200V×1.5Kw・カスミ幕吊金具=鉄パイプ他・袖幕昇降装置=電動3対連動3φ200V×0.4Kw・映写スクリーン=電動3φ200V×0.4Kw下巻き上げ・照明バトン(BL)=電動3φ200V×0.75Kw・耐荷重 150L・照明バトン(SL)=電動3φ200V×0.75Kw・耐荷重 150L・美術バトン=電動3φ200V×0.4Kw・耐荷重 100L・バック幕昇降装置=3φ200V×0.4Kw絞上昇降・電動制御板=7系列 PL付・電源 3φ200V-30A/T ・電動操作盤=7系列 キーSW・PL付・非常停止SW付・選択SW付 24V操作方式      ’95/3

PAGE.1へ     PAGE.3へ